根管治療

写真:むし歯に悩む女性

Point

  • 根管治療は歯の寿命を大きく左右する大切な治療
  • マイクロスコープ(顕微鏡)により、精密な根管治療の実現
  • 歯髄のみならず、周囲の生体組織への影響も考える治療

精度が高い根管治療

むし歯が大きく進んでしまった歯を、末長く残すための大切な治療です。根管治療の治療結果によって歯の寿命は大きく左右されます。

根管内は非常に複雑な形態をしているため、肉眼だけによる治療だとその精度に限界がありました。
マイクロスコープ(顕微鏡)により肉眼の約30倍に視野を拡大することで、今まで見えなかったものが見え、精密な根管治療を実現します。

根管治療が必要な理由

歯髄は神経や血管リンパ管が集合したもので、根管内に存在し歯に栄養を送る役割を果たしています。

そこに細菌が到達してしまうと歯髄が感染して炎症を起こし、最終的には歯髄壊死に至ります。そうなると歯髄による生体防御ができなくなるため根管内への細菌の侵入を容易に許してしまうので、歯髄のみならず、周囲の生体組織へも細菌感染が生じてしまいます。

そのため、いわゆる「神経を抜く」処置をおこないます。

根管治療の流れ

  1. 歯髄を除去し、根管内を空洞にする

    まち針のような「ファイル」と呼ばれる器具で歯髄を除去し、根管内に存在するさまざまな内容物(壊死組織、細菌とその産生物など…)をきれいに取り除き、根管の内壁をきれいにします。最終的には、適切な根管内の形態を付与するところまで行います。

  2. 根管内の清掃及び消毒を行う

    根管内の形態は複雑で多彩なので、①の方法のみでは完全にきれいにすることは難しく、殺菌作用のある薬液などで根管内の洗浄及び消毒を行います。

  3. 根管充填材で、根管内を緊密に封鎖する

    根管治療の最終仕上げで、身体に対して害のない「ガッタパーチャ」という根管充填材で根管内を過不足なく緊密に封鎖します。

根管内がきれいになるまで①及び②の操作を繰り返し、根管内が無菌的な状態になった時点で③の処置を施します。

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